芽キャベツの保存方法や選び方のコツ!芽キャベツの栄養と効能は何?
2014/10/14
新鮮でおいしい「芽キャベツ」の見分け方と保存方法!
芽キャベツとは、キャベツがまだ大きくならないうちに収穫したもの、と考えている方もいらっしゃるようですが、キャベツと芽キャベツは同じアブラナ科の野菜ではあるものの異なった種類の野菜となります。
キャベツは一株に対して主軸が結球したものを食べますが、芽キャベツは一株から伸びた茎の脇芽が結球し50個程度がまるでシュークリームツリーのようにびっしりと実ります。
含まれている成分に違いはありませんが、成分量や食味には違いがあるため、キャベツよりも芽キャベツの方が好き、キャベツの方が食べやすいといった人それぞれの違いが生まれるのも面白いところです。
新鮮な「芽キャベツ」の選び方(見分け方)や芽キャベツの美味しい時期は?
芽キャベツは湿気に弱く、また害虫もつきやすい事から夏場の栽培には向いていません。
芽キャベツの旬は11月から2月までの冬時期となります。
芽キャベツを選ぶ時には、固く葉がしっかりと閉じていて、持つとずっしりと重みを感じるものがよいでしょう。
葉がぎっしりと重なって美味しい証拠になります。また緑色の濃いものほど新鮮で逆に着色っぽいのは古くて鮮度が落ちています。
芽キャベツは大抵複数をまとめて袋つめされていますが、大きさや形が揃っているのを選ぶのも良品を選ぶ基準となります。
芽キャベツを新鮮に保つ長期保存方法
芽キャベツは、湿らせたキッチンペーパーで包んでからビニール袋に入れて冷蔵庫に保管しましょう。
キッチンペーパーを一日ずつ取り替えるようにすれば一週間程度は持ちます。
また芽キャベツは、旬が冬の時期と限られているため、年中を通して食べる事は少し難しいようです。
なので、芽キャベツが安く手に入る時にまとめて購入し、茹でて冷凍しておくといつでも食べられて便利です。
根元に包丁で切れ込みを入れた後、塩を入れたお湯で下茹でし、冷めたら冷凍庫で保存します。使いたい時は自然解凍で構いません。
芽キャベツの栄養成分とその働き(効能)は?
芽キャベツは、キャベツに含まれているβカロテンやビタミンCを同じように含む野菜ですが、大きな違いはその含有量です。
一般的なキャベツと比べるとβカロテンは7~10倍、ビタミンCは4倍近くも多く含まれている事がわかっています。
また近年、芽キャベツを含むアブラナ科の野菜が多く持っているとされているイソチオシアネートが、ガン予防にとても役立つ事がわかりました。
中でも免疫力を上げるビタミンCが多い芽キャベツはよりガン予防に高い効果を上げるものと考えられています。
「芽キャベツ」のまとめ
芽キャベツは、キャベツの代用品ではなく豊富な成分を持った一つの野菜として認識して頂けたでしょうか。
芽キャベツはキャベツに比べてアクが強いため、下茹でなどの処理が必要ではありますがシチューなど煮込み料理に使えばその手間も省けるばかりではなく、キャベツを超える栄養分を摂取する事が出来ます。
小さくコロッとした見た目もかわいい野菜ですので、是非料理に活用してみてはいかがでしょうか。
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