山芋の保存方法や選び方のコツ!山芋の栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「山芋」の見分け方と保存方法
現在農林水産省は、長芋、自然薯、大薯を山芋として統計しています。
中でも自然薯は古くから日本の山に自生し、食べられてきた食材です。
しかし天然物は掘り起こすのにとても手間がかかるため、なかなかスーパーなどには出回らない代物です。
とは言え、天然物の自然薯は粘りが強く風味も豊かで山芋の中でも最高級と言われています。
山芋にはこの他に、栽培種として中国から伝わった長芋や大薯があります。
新鮮な「山芋」の選び方(見分け方)や山芋の美味しい時期は?
掘り出して来たばかりの山芋には土がついていたり、または新鮮さを保つために土つきのまま売られる事も多いです。
土が乾燥しているものは掘ってから時間が経っていると言えるので、なるべく土が湿っているのを選ぶとよいです。
また、切り口が見える時は白くみずみずしいのを選びましょう。
茶色く変色しているものは時間が経過している証拠です。
さらに傷があるものも避けた方がよいでしょう。
なぜならそこから水分が逃げ出している可能性があるからです。
そして山芋の旬は11月から2月となっています。
これは収穫してすぐ出荷せず熟成を待っているためで、この時期の山芋は味が濃厚で粘りが強く旨味が増します。
山芋を新鮮に保つ長期保存方法
土つきでカットされていない山芋であれば、そのまま新聞紙に包んで冷暗所に置いておけば一か月ほど長持ちする保存に優れた食材です。
すでにカットされている場合であれば、カット口にラップをしっかりと密着させ、保存用袋に入れて冷蔵庫で保管すれば一週間程度は持ちます。
冷凍保存したいのであれば、すりおろしたものを冷凍用保存袋に入れて急速冷凍を掛けて下さい。
山芋の栄養成分とその働き(効能)は?
芋類は生食に向いておらず、さつまいもやじゃがいもなどは火を通して食べる事は前提とされていますが、山芋は芋類であっても生食が可能な食材です。
熱を通さないで摂取する事が出来るのでビタミンを壊さずに吸収できるだけではなく、ジアスターゼやアミラーゼといった消化酵素が多く含まれているので胃腸の働きを促進し、より吸収力を高めてくれます。
また、山芋の特徴でもあるネバネバの元となる成分ムチンは、疲労回復や老化防止に効果があるとされています。
さらには日本が世界一の長寿国である理由は、山芋の他に納豆やオクラ、昆布などのムチンが入った食材を多く摂取しているからではないかとも言われています。
「山芋」のまとめ
山芋の素晴らしさというのは、どのような調理法にも向くといった万能さではないでしょうか。
生で食べても煮物にしてもステーキのように焼いても、天ぷらにして揚げても、山芋は本当に美味しく食べられます。
山芋は滋養に富んだ食材であるため、是非回数多く食べた方がよい食材と言えます。
この機会に山芋が苦手という方もバラエティー豊かな調理法を色々試して、好き嫌いを克服して下されば、と、願います。
関連記事
関連記事はありませんでした