とうがらしの保存方法や選び方のコツ!栄養と効能は何?
おいしい「とうがらし」の見分け方と保存方法!
唐辛子は、甘み種と辛み種があり全てを含めると500種類にも及ぶと言われています。
その中で、もっともポピュラーであり日本人にも馴染みが深いのが赤唐辛子ではないでしょうか。
赤唐辛子は辛み種の一つであり、未熟な状態で収穫される青唐辛子が完熟したものです。
唐辛子は、青から赤く色づくにつれて辛みが増すと言われているので、完熟した唐辛子、すなわち赤唐辛子はとても辛みが強くなります。
そのため、料理に丸ごと使われる事はあまりなく日本では薬味として添える程度です。
また、赤唐辛子を大量に使う料理として韓国料理が有名ですが、韓国で一般的に使われる赤唐辛子は日本のものよりも辛みが少ないと言われています。
新鮮な「とうがらし」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「とうがらし」が美味しい旬の時期:8月~10月
唐辛子は畑で完熟させたものをすぐに出荷するわけではなく、乾燥の後にスーパーなどの店頭に並ぶため、実はあまり旬というのは関係ありません。
しかし、野菜として収穫が可能となるのが夏から秋に掛けての時期となるため、一応そのあたりが旬とされています。
《新鮮な「とうがらし」の選び方のコツ》
新鮮な唐辛子を選ぶ時には、綺麗に赤く色付き表面にハリとツヤがしっかりとあるものを選ぶのがよいでしょう。
また、ヘタの部分が茶色に変色しているものは収穫から時間が経っているので、避けるようにしましょう。
とうがらしを新鮮に保つ長期保存方法
唐辛子はビニール袋に入れ冷蔵庫で保管すると一週間程度は日持ちします。
しかしそれ以上使う事がない場合は、乾燥させた方がよいでしょう。
乾燥の方法は簡単で、枝がついているものは枝ごと引っ掛けて天日干しにします。
枝がついていない場合は動画を参照にして括り、ぶら下げて天日干しにして下さい。
とうがらしの栄養成分とその働き(効能)は?
唐辛子の特徴的な成分と言えば、やはり辛みの元となるカプサイシンではないでしょうか。
では、辛い物を食べるとどうして人は汗をかいたり、体が熱くなるかはご存知でしょうか。
カプサイシンは自律神経を刺激し、アドレナリンの分泌を促します。
アドレナリンとは神経伝達物質の一つでありストレス反応の中心的な役割を果たすものです。
簡潔に言うと、自分の身を守るために全身に「警戒せよ」という指令を送る役割といったものです。
このアドレナリンが放出されると血流はよくなり、体温が上昇するのです。
よく、ダイエットには辛い物を食べるのがよいとされるのは、この原理を利用して体温を上げる事で脂肪燃焼を促進するためと言われています。
「とうがらし」のまとめ
寒い季節には、血流をよくして芯から体を温める効果が、暑い時期には落ち気味になる食欲を駆り立てる刺激を与える効果が唐辛子にはあります。
辛みが強いため、一度に大量摂取は不可能ですが、一年を通じて唐辛子を上手く取り入れて健康な毎日を送りたいものです。
関連記事
-
葉唐辛子の栄養と効能は何?保存方法や選び方のコツ!
新鮮でおいしい「葉唐辛子」の見分け方と保存方法! 葉唐辛子とは、唐辛子がまだ小さ …
-
青唐辛子の保存方法や選び方のコツ!青唐辛子の栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「青唐辛子」の見分け方と保存方法! 近年、韓国料理やアジア料理の人 …