なめこの保存方法や選び方のコツ!なめこの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「なめこ」の見分け方と保存方法!
私達が普段目にするパック入りのなめこは、菌床栽培によるもので天然物に比べカサが小さく歯応えもそれほどありません。
一方で天然物は、カサが大きく歯応えもしっかりとあるため一度は食べてみたいものですが、天然物のなめこは年々収穫が難しくなり、一般消費者の元に出回る事が殆どないためいわば幻の味とも言えるでしょう。
ですが最近、原木栽培にて栽培・出荷されるなめこの中には、天然のなめこにも引けをとらない味のものも増えているようです。
こちらであれば天然のなめこの味に限りなく近いようなので、見掛けた方は是非手に取って普段見るなめことの違いを確認して頂ければと思います。
新鮮な「なめこ」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「なめこ」が美味しい旬の時期:10月~11月
天然のなめこの旬は短く10月から11月のわずか2ヶ月程度です。
原木栽培も基本は天然物と同じような成長過程を辿るため、同時期に出荷・販売されています。
しかし菌床栽培であれば一年中、手に入れる事が出来ます。
《新鮮な「なめこ」の選び方のコツ》
カサの大きさが均一で、ぬめりに濁りがないものを選ぶのがよいでしょう。
なめこを新鮮に保つ長期保存方法
天然物のなめこの場合は、日持ちはしませんので買ってきたら冷蔵庫で保管し2日程度で使い切るようにしましょう。
ちなみにパック入りのなめこは袋のまま冷凍庫で保管し、凍ったまま味噌汁の具として使う事が可能です。
実際にこの方法で冷凍なめこを食べても、冷凍する前と食味に違いを感じない方が殆どのようですので、是非お試し下さい。
なめこの栄養成分とその働き(効能)は?
なめこを食べると感じるつるっとした食感は、ムチンという成分が関係しています。
ムチンは長芋やオクラなどにも含まれる成分で、胃腸の粘膜を保護し肝臓や腎臓の機能を高める働きがあると言われています。
よく、二日酔いの翌日はしじみの味噌汁を飲むのがよいとされています。
これはしじみに含まれるタウリンがアルコールによって弱った肝臓の機能を回復させる効果があるからですが、実はムチンにも似たような働きをするため二日酔いの解消にはよい食材なのです。
また、なめこには水溶性・不溶性両方の食物繊維が含まれているので、不要な老廃物を体外に排出する効果にも優れています。
食物繊維は便秘解消に効果があるだけではなく、ガン細胞や悪玉コレステロールなど、体に害を及ぼす物質を吸着し排出するという効果もあるため、積極的に摂取したいものです。
「なめこ」のまとめ
パック入りのなめこは、手軽に料理に使え、とても便利です。
が、もし原木栽培されたなめこが手に入ったら、いつものように味噌汁の具にするのではなく、天ぷらや炒め物など普段はあまりチャレンジする事のない料理にもなめこを使ってみて下さい。
なめこのぷるぷるとした食感が癖になる美味しさです。
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