ぜんまいの保存方法や選び方のコツ!ぜんまいの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「ぜんまい」の見分け方と保存方法!
ぜんまいは、わらびと共に春の山菜を代表するものです。
若芽がくるくると昔のお金のように見えたところから、「銭巻き」が転じて「ぜんまい」と呼ばれるようになった説が有力です。
沖縄から順に芽吹き、列島が春を告げる最終地の北海道まで野山に自生している山菜で、農家での栽培はあまり行われていない事から天然物が出回る時期ならではの味とも言えます。
最近は技術の進歩から一年中食べられる物が増えて、それはとても有り難い事と言えますが、一方でぜんまいのように旬にしか食べられない貴重な食材を楽しむのも、日本人として大切な事のような気がしますね。
新鮮なぜんまいの選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「ぜんまい」が美味しい旬の時期:4月~5月
ぜんまいは山の奥深くに入らなくても採取できる山菜なので、山道を走っていて日当たりがよく傾斜面になっているようなところを見つけたら、ぜんまいがないかどうか見てみるのもよいかも知れません。
また縦に長い日本らしく、南から北へ順に旬が訪れるのも特徴です。
是非この時期に北上する予定がある方はぜんまいの味を食べ比べてみるのも楽しいかも知れません。
《新鮮なぜんまいの選び方のコツ》
ぜんまいには、若芽の部分に白い綿毛がたくさん巻いてあります。
この綿毛は昔は織物として利用されていたそうです。
新鮮なぜんまいには綿毛が残っており、また、若芽の巻きがしっかりとしていて茎が固いものの方が美味しいでしょう。
ぜんまいを新鮮に保つ長期保存方法
ぜんまいはまず、食べる前に必ずアク抜きをしなければならないので、それを忘れずに行って下さい。
アク抜きが終わったぜんまいは、密閉容器に移し替えそこにたっぷりの水を注いで冷蔵庫で保管します。
毎日水を取り替えると一週間程度は日持ちしますが、もっと長期的に保存がしたい場合は、天日干しにして乾燥させましょう。
乾燥させてカラカラになったぜんまいは、密閉容器に入れて一か月程度常温で保存が可能となります。
ぜんまいの栄養成分とその働き(効能)は?
ぜんまいには不溶性食物繊維が豊富に含まれているので、摂取すると水分を含んで膨らみ満腹感を得られるという事から過食防止に役立ちダイエットの効果が期待出来ます。
さらに体内の不要物や有害物質などを吸着し、便として排出する働きも持っているのでガン予防にも有効と言われています。
また、乾燥させたぜんまいは生の状態よりも7倍近くカリウムを多く含むようになります。乾燥ぜんまいは水で戻して使う事で様々な料理の食材として利用する事が出来ます。
まとめ
〝旬〟が失われつつある現代だからこそ、ぜんまいのように今しか味わえない食材を大切にしていきたいものです。
そしてさらに、これからの世代にもぜんまいの旬の味をちゃんと知って貰えるように、ぜんまいが育つ綺麗な土壌を守り続けなければいけませんね。
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