そら豆の保存方法や選び方のコツ!そら豆の栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「そら豆」の見分け方と保存方法!
そら豆は世界最古の農作物と言われているほど、古くから人々の貴重な栄養源として食べられてきました。
原産については、元々は北アフリカ周辺で自生していた等諸説あり不明となっていますが、4000年以上前のエジプトでは食用として栽培をしていた事がわかっています。
日本には奈良時代に伝わったとされていますが、現在では完熟したそら豆は味噌やお菓子などの加工品として利用し、まだ青い未熟なうちに収穫したものを〝そら豆〟としてスーパーなどで販売しています。
新鮮なそら豆の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「そら豆」が美味しい旬の時期:4月~6月
そら豆の旬はとても短く、4月の末から6月の上旬あたりとされています。
桜が咲いてから2か月を過ぎたあたりがそら豆の旬と言われているようで、初夏を告げる野菜とも言われているようです。
《新鮮なそら豆の選び方のコツ》
そら豆はとても鮮度が落ちるのが早い野菜です。
特にさやから出てすでに豆になっているものは、特にそれが顕著に現れますので、新鮮なそら豆を選ぶなら絶対にさやに入ったままのものを選ぶようにして下さい。
また、さやは綺麗な緑色でツヤがありふっくらと膨らんでいるものを選ぶのがよいでしょう。
指で押すと跳ね返すような弾力があるのは良品の証とされています。
そら豆を新鮮に保つ長期保存方法
そら豆を冷蔵庫で保管する時は、さやごとビニール袋に入れて野菜室で保管するようにしましょう。
しかし鮮度が落ちるのが早い野菜ですので、出来るだけ早く食べる事をお勧めします。
長い期間食べる事がないなら、冷凍保存するのがよいですが、その際、さやから出して塩茹でにし、急速冷凍を行うとそら豆の味や食感を損ねるのを防ぐ事が出来ます。
さらに、塩茹でするのも50秒から1分程度とかなり早めに切り上げるのがポイントです。
そら豆の栄養成分とその働き(効能)は?
そら豆にはその他の豆類と同様に植物性たんぱく質が含まれています。
たんぱく質は筋肉や血液、髪、ホルモン、内臓といった体内のあらゆるものを作るために必要な栄養素です。
中でも植物性たんぱく質は動物性のものとは違い、コレステロールや飽和脂肪酸の含有量が少ないため、これらの数値が気になる人には動物性たんぱく質の代わりとして積極的に食べてもらいたい食材です。
また、夏バテ予防に効果があるビタミンB1や、細胞の成長を促す働きをするビタミンB2、風邪を予防してくれるビタミンCなどビタミン群の含有量も豊富です。
まとめ
そら豆は旬の時期が本当に短い食材ですので、逆にとても〝季節感〟を味わえるものとなっています。
近年は技術が向上し、多くの野菜が旬に関係なく通年出回るのが当たりにもなっていますが、そのような現代においてもしっかりと旬を感じる事の出来る、ある意味で貴重な食材とも言えるでしょう。
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