わさびの効能や栄養は?保存方法や選び方のコツ!
新鮮でおいしい「わさび」の見分け方と保存方法!
わさびは日本原産の野菜で、近年の世界的に見る和食への関心の高まりから〝wasabi〟として認知度が上がっています。
ヨーロッパでは以前からローストビーフなどの薬味として添えられるホースラディッシュがありましたが、これは日本では西洋わさびと呼ばれ、現在売られている市販の練りわさびの原料となっています。
日本のわさびが使われている練りわさびには『本わさび』と記されているので、西洋わさび入りではないものが欲しい場合は原料と表記をよく確認する事が大切です。
また、わさびと西洋わさびは同じアブラナ科の植物ですが、わさびはワサビ属、西洋わさびはワサビダイコン属のため、厳密には同じ種類とは言えません。
新鮮な「わさび」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「わさび」が美味しい旬の時期:11月~2月
わさびは多年草で一年中栽培が可能な作物です。
しかし、葉や茎の成長が緩やかになる冬の時期はその分、地下にある根の部分の辛みが増しますので、わさびの特徴でもある辛みが強くなるという意味では冬が旬の野菜と言えるかも知れません。
逆に花を咲かせる春は辛みが弱いと言われています。
《新鮮な「わさび」の選び方のコツ》
新鮮なわさびを選ぶポイントは、緑色が鮮やかでずっしりとした重みがあるものを選ぶのがよいでしょう。
そして、太さが均一でこぶの間隔が狭いものを選ぶのがよいでしょう。
こぶとはわさびの表面にある凹凸ですが、この間隔が広いほどわさびが早く成長したお事を示し、間隔が狭いものほどゆっくりと成長した事を表しています。
わさびを新鮮に保つ長期保存方法
わさびは、日持ちする野菜です。
使い掛けの場合は湿らせたキッチンペーパーで包んだ後にラップに包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫で保管するのがよいでしょう。
長期保存する場合は、コップに水を注いでそこにわさびを立てて保管します。
このまま冷蔵庫に入れて、毎日水を取り替えれば一か月は持ちます。
それよりもさらに長く保存したいのであれば、ラップに冷凍してしまうのがよいでしょう。
使う時は解凍せず、凍ったまま使うのがポイントです。
わさびの栄養成分とその働き(効能)は?
わさびにはビタミンCやカルシウムなど栄養に優れた成分が多く含まれていますが、大量に摂取する事が出来ない食材であるため、これらの栄養を存分に吸収する事は難しいと言えるでしょう。
しかし、わさびには、その特徴と言える辛みの成分のイソチオシアネートがあります。
イソチオシアネートには非常に強い殺菌作用があるため、刺身に添えて出されるというのは理にかなった事と言えます。
また、焼き魚や肉などの焦げはガンを誘発する物質とされていますが、わさびはこのような人体に有害とされる物質を無害化し排出する解毒作用がありますので、わさびと一緒に食べるのはとてもよい事と言えるでしょう。
「わさび」のまとめ
わさびは、水と空気が綺麗なところで長い時間を掛けないと育てられないため、とても手間暇が掛かる食材です。
そのため、年々栽培している方が少なくなり、今や生わさびをスーパーで見かける事は非常に稀な事となってしまいました。
その一方で今、世界中でわさびの持つ味や効能が実感されています。
数少ない日本原産の野菜であるわさびを、私達日本人がいつまでも大切にする必要があると思います。
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