わらびの保存方法や選び方のコツ!栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「わらび」の見分け方と保存方法!
わらびは春の山菜として人気があり、若芽を食べる他、根に含まれるでんぷんからは、わらび餅の原料となるわらび粉を取る事も出来ます。
また、わらびの主な産地は東北地方に属している県が多いのですが、わらびは日本全国の野山に自生しています。
しかし、山奥へ入らなくても比較的人里に近い場所で簡単に収穫出来る事から、山菜採りの初心者にはお勧めな山菜と言えるでしょう。
ですが、わらびは生のままではアクが強すぎて食べられない事から、しっかりとアク抜きをする必要があります。
山菜取りを始めるなら、この点もしっかりと把握しておいた方がよさそうでしょう。
新鮮な「わらび」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「わらび」が美味しい旬の時期:3月~6月
わらびの旬は春です。
春を告げる山菜としてもっとも有名な山菜の一つと言えるでしょう。
一部ではハウス栽培もなされ、天然物が旬を迎える前の1月から2月下旬まで出荷される場合もあるようですが、天然物は南から順に収穫の時期を迎え、北海道が最終地となります。
《新鮮な「わらび」の選び方のコツ》
わらびを選ぶポイントの中で、もっとも重要なのが産毛の有無、です。
わらびは新鮮なものほど産毛がびっしりと生えていますので、そのようなものを選ぶのがよいでしょう。
また、葉先が開いていなく巻きがしっかりとしているものの方が良質です。
さらに、葉先が上を向いていなくものの方が柔らかくておいしいわらびと言えます。
そして、茎は太くてあまり長くないものを選ぶのもポイントです。
わらびを新鮮に保つ長期保存方法
わらびは生のままでは全く日持ちしません。
収穫、もしくは買ってきたらすぐにアク抜きをし、水に浸して冷蔵庫で保管します。
それも3日以内に使い切るようにして下さい。
長期保存したい場合は、塩漬けにするかアク抜きしたものを天日干しにして乾燥させてしまいます。
わらびの栄養成分とその働き(効能)は?
わらびには、食物繊維や葉酸、カリウムなどのミネラルが含まれていますが、これらの成分は残念ながらアク抜きをする事でかなり減少してしまいます。
全く効果がなくなるというわけではありませんが、高い数値は期待出来ないと言わざるを得ません。
しかし、わらびは乾燥させるとカリウムや鉄分の含有量が一気に増え、10倍以上になると言われています。
また、わらびはアク抜きをしないで食べると、強い中毒症状を起こす危険があります。
発がん性物質も確認されていますが、アク抜きをした後さらに加熱調理をする事で問題はないとされています。
「わらび」のまとめ
わらびは、アク抜きに時間を掛けないと食べる事の出来ない山菜です。
しかも、中毒を起こす可能性もあると聞いたら、「無理して食べるものでもないのでは・・」と思われた方も多いのではないでしょうか。
しかし、自然の恵みであるわらびは古くから日本人の食料として食べられて来ました。
中毒症状を起こす危険があるというのはいわば、長年の経験から得たものであり、それだけ密接にわらびを食して来たという事にもなります。
しっかりアクを抜けば美味しく食べられる食材ですので、是非春の息吹をわらびを通じて感じてみてはいかがでしょうか。
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