高菜の栄養と効能は何?保存方法や選び方のコツ!
新鮮でおいしい「高菜」の見分け方と保存方法!
高菜はアブラナ科の野菜で、カラシナの変種です。
そのため、葉をかじるとピリッとした辛みがあるのが特徴です。
とは言え、高菜の多くは漬物に加工されるため、生の高菜を見掛ける事はそれほど多くはないだろうと思います。
しかし、高菜漬けにした高菜はそのまま漬物として食べられる他、おにぎりや炒飯の具材となったり、九州名物の豚骨ラーメンのトッピングとしてよく登場します。
また、油との相性がよいため炒め物にして使うなど、一大産地である九州地方では欠かす事の出来ない食材となっています。
新鮮な「高菜」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「高菜」が美味しい旬の時期:12月~3月
高菜の旬は冬の時期になります。温暖な気候を好み、主に九州地方で多く生産されています。
九州各地に様々な品種があるのも特徴です。
《新鮮な「高菜」の選び方のコツ》
漬物用として加工するのであれば、大きく育ち葉に十分な厚みがあるものを選ぶのがよいでしょう。
漬物ではなく、葉物野菜として炒めたり煮たりして食べたい時は、葉がやわらかく先までピンとしたものを選んで下さい。
高菜を新鮮に保つ長期保存方法
高菜の長期保存の方法と言えば、やはり高菜漬けではないでしょうか。
塩だけで漬けたものや醤油を足したもの、さらには唐辛子を入れたものなどが一般的ですが、最近では発酵させないことであっさりとした味や香りが特徴の浅漬けも多く出回るようになりました。
さらに、ご自宅で高菜漬けを漬けるとなると色々と大変ですが、浅漬けであれば一夜漬け用の容器があれば気軽に漬ける事が出来ます。
ちなみに、生のまま保存したい場合は湿らせたキッチンペーパーに包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫に立てて保管するようにして下さい。
高菜の栄養成分とその働き(効能)は?
高菜は緑黄色野菜であるため、βカロテンやビタミンC、ビタミンB群、カリウム、葉酸といった成分をバランスよく含んでいます。
βカロテンやビタミンCには抗酸化作用の他、免疫力アップの効果もありますし、カリウムは高血圧予防に役立ちます。
また、高菜のピリッとした辛みはイソチオシアネートという成分でわさびのツンとした辛みと同じものであり、ガンの発症を抑制する効果がある成分として期待されています。
さらに、高菜と言えば高菜漬けが有名ですが、高菜漬けは乳酸菌で発酵させたものなので整腸作用や抗がん作用があると言われています。
「高菜」のまとめ
高菜はアクや癖のある野菜であるため、本来ならば生食には向かない食材と言えます。
しかし最近になって、一度は廃れかけたものの地元の野菜を復活させるべく2002年に長崎県雲仙で始まったプロジェクトで見事復活を果たした〝雲仙こぶ高菜〟が、苦みが少なくサラダでも食べられる高菜として注目されています。
また、雲仙こぶ高菜は「最も希少価値が高い食材」としてイタリアのスローフード協会から日本の食材で初めての認定を受けています。
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