トマトの保存方法や選び方のコツ!トマトの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「トマト」の見分け方と保存方法!
トマトと言うと、夏野菜の代表として暑い時期に欠かす事の出来ない野菜です。
しかし実は、トマトの本当の旬は夏ではありません。
トマトは本来、乾燥したアンデス地方の山の斜面に自生していたものとされ、高温多湿を好みません。
このため、日本の夏の気候はトマトの生育にあまり適しているとは言えないのです。
高温になりすぎるとトマトは旨味よりも水分を多く溜めこんでしまうために、味気ないものとなってしまいます。
それよりも、日光が十分にあり土が乾いている春の方がトマトの生育に合っているとされています。
トマトはハウス栽培されているので通年スーパーで売られていますが、露地物の旬は春、という事になるのです。
新鮮な「トマト」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「トマト」が美味しい旬の時期:4月~6月
夏のトマトに比べ、春に出回るトマトは実がぎゅっと濃厚で甘みがもっとも高いと言われています。
また、ハウス栽培物の中にはトマトの生育環境を原産のアンデスに近付け、水分をギリギリまで与えないことでトマトの糖分を引き出す方法で作られているものもあり、こちらもとても美味しいトマトとなっています。
《新鮮な「トマト」の選び方のコツ》
新鮮なトマトは見た目よりも、実際に持ってみると重く感じる場合があります。
これは実がぎっしりとしていて水分がある証拠ですので、可能であれば是非手に取って重さを感じてみて下さい。
また、選ぶポイントとしては皮がパンと張っていてツヤがあるもの、さらにはヘタとは真逆の“お尻”と呼ばれる部分に放射状の筋があるものが糖度が高く美味と言われています。
トマトを新鮮に保つ長期保存方法
トマトの保存は、トマトの熟成状態によって変わります。
完熟している場合は冷蔵庫にて保管しますが、ヘタを下にしてビニール袋に入れ、なるべくトマト同士がくっつかないようにして保管しましょう。
これは、トマトは水分が多い野菜ですので、重なった部分から傷んでしまうからです。
まだ完熟していないトマトは、常温のまま置いて赤くなるのを待ちましょう。
さらに、長期保存したい場合はソースにするのがお勧めです。
トマトは生のまま冷凍しても調理には向きませんので注意しましょう。
トマトの栄養成分とその働き(効能)は?
トマトに含まれる栄養で有名なものと言えば、リコピンでしょう。
リコピンはトマトが赤くなる成分そのもので、とても強い抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用とは、老化や細胞のガン化の原因となる活性酸素を抑制する働きの事で、これによりガンやその他の病気の予防に役立つとされています。
またトマトにはビタミンCもとても多く含まれているため風邪の予防にも効果があると言われています。
「トマトが赤くなると医者が青くなる」と言われるほど、健康な体作りには欠かす事の出来ない野菜なのです。
「トマト」のまとめ
トマトに含まれるリコピンは、含有量が多ければ多いほど真っ赤に色付きます。
ですので、トマトを選ぶ時にはより真っ赤なものを選ぶと、味だけではなく栄養面においてもとても効率よく摂取する事が出来るので、たくさんのトマトが売られている時はその中で一番赤いものを選んでみましょう。
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