ナスの保存方法や選び方のコツ!茄子の栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「ナス」の見分け方と保存方法!
『秋ナスは嫁に食わすな』ということわざをご存知でしょうか。
このことわざには2つの意味があるとされ、
- 秋ナスはとても美味しいから憎たらしい嫁には食べさせたくないという姑の意地悪説
- ナスは体を冷やすため嫁は食べない方がよいという姑の優しさ説
とがあります。どちらの説にしても、このことわざを聞くと「ナスの美味しい季節は秋」だと思ってしまいがちですが、これは旧暦での話であり、当時は現在の7月から9月を秋と言っていたので、やはりナスは夏に旬を迎える夏野菜だという事がわかります。
とは言え、ことわざでも例えられるほど、この時期のナスは美味しいという事なんですね。
新鮮な「ナス」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「ナス」が美味しい旬の時期:7月~8月
ナスはハウス栽培によって一年中スーパーで買う事が出来ます。
しかし、ナスは夏野菜ですから当然本来の旬は夏という事になります。
特に露地栽培で農薬などを使っていないナスであれば、水に浸してアク抜きをすれば生で食べる事が出来ますので、是非お試し下さい。
《新鮮な「ナス」の選び方のコツ》
新鮮なナスを見分ける方法としてもっともわかりやすいのが、ナスのヘタについている棘(とげ)です。
この棘が立っていて触ると痛いほど、ナスが新鮮である証拠となります。
また、皮にハリとツヤがあり、持ってみると重いものも美味しいナスの証拠となります。
ナスを新鮮に保つ長期保存方法
ナスは水分が抜けやすい野菜なので、保存をする時はラップでぴったりと包む事が大切です。
また、保管する場所ですがナスは低温障害になりやすいため、本来であれば冷蔵庫はあまり向きません。
夏場でも比較的室温が低い冷暗所があればそちらの方がよいですが、なければ冷蔵庫の野菜室がよいでしょう。
ナスの栄養成分とその働き(効能)は?
ナスにはナスニンと言う成分が皮に含まれていて、これにより特徴的な紫色をしていますが、ナスニンはアントシアニン系のポリフェノールの一種で、抗酸化作用に優れた成分です。
また、アクと感じる苦味やエグ味にもクロロゲン酸というポリフェノールが含まれていますので、人によってはアク抜きをしないで食べた方がよいという場合もあります。
ナスは水分を非常に多く含む野菜ながらも、これらのポリフェノールがあるので美肌やアンチエンジングに効果があると言われ、女性から最注目されつつある野菜です。
「ナス」のまとめ
体を冷やす野菜と聞くとあまり健康にはよくないと思われがちですが、エアコンがなかった時代にはナスを食べる事で体の内側から暑さや気怠さを取り払い、夏を乗り切るためには欠かせない野菜だったと言えます。
現代社会では必要のない役割にも思えますが、たまには文明の機器に頼るのではなく、ナスを食べて暑さを追い払うのも趣があってよいのではないでしょうか。
関連記事
関連記事はありませんでした