春菊の保存方法や選び方のコツ!春菊の栄養と効能は何?
2014/10/05
おいしい春菊の選び方と保存の仕方!
独特の香りや味があり、好き嫌いがはっきり分かれるとされている春菊。
春に菊のような花をつける事からその名が付けられましたが、食用として使用される葉や茎は、11月から3月の冬に旬を迎えます。
寒い時期に店頭に並ぶ食材のため、主に鍋料理の具材として使われる事が多いですが、鍋に入れて食べているだけでは春菊の本当の美味しさを知っているとは言えないかも知れません。
新鮮な春菊の選び方(見分け方)や春菊の美味しい時期は?
春菊の鮮度の見極め方は、葉にあります。
ピンと張っていて緑色が鮮やかなものは新鮮であり、くたっとしていて葉が黄色がかっているのは古くなっている証拠。
また、茎がしっかりとしているのはみずみずしさを保っていますが、触ってみて柔らかいものは水分が抜けて味が落ちます。
さらに葉が大き過ぎたり茎が太すぎたりするのは成長過多で、固くなってしまって美味しく食べられません。
茎や葉が柔らかくなる11月から2月頃までが、春菊が一番おいしく食べられる旬と言えるでしょう。
春菊を新鮮に保つ長期保存方法
乾燥を防ぐために、湿らせた新聞紙に包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫に立てて保存します。
葉物野菜は横に倒すと水分で葉が腐りやすくなるので立てて保存するのがよいでしょう。
また、軽く塩茹でした後に冷水にとり、水気を切って小分けにしてから冷凍すると長く持たせる事が出来ます。
自然解凍すればそのままお浸しに使えますし、鍋などに使う時はそのまま入れても構いません。
春菊の栄養成分とその働き(効能)は?
春菊は他の緑黄色野菜と同様にβカロテンやカルシウム、ビタミンBやCが多く含まれています。
特にカルシウムは牛乳よりも含有量が多いとされ、この他にもマグネシウムやリン、鉄分といったミネラルやビタミンKも入っているので、骨の形成や骨粗しょう症などの予防において春菊はとても有効な食材であるとわかっています。
また、春菊の匂いを嗅ぐ事で自律神経が活性化され、胃腸の調子を整え、痰や咳を鎮めるといった効果があると言われています。
まとめ
子供はなかなか食べられないとされる春菊ですが、骨の成長を促すためにも春菊は是非とも小さい時から食べておきたい野菜です。
生のままサラダにしたり、鍋に入れて煮てもなかなか春菊ならでは苦味やえぐみは消えませんが、意外と好評なのが春菊の天麩羅です。
衣がつく事で春菊の香りが閉じ込められて、子供でも食べやすいようです。
なお、それでも春菊だけだと箸が進まないようでしたら、カニカマやちくわなど子供の好きな食材と一緒に揚げてみるとよいでしょう。
また、茹でた春菊にツナとマヨネーズを和えたサラダも子供受けがいいようです。
勿論子供だけではなく、大人でも春菊が苦手という方もいらっしゃるでしょう。
そのような時は茹でた春菊にごま油、醤油、だしの素、海苔を混ぜて食べてみて下さい。
春菊のほろ苦さが癖になる美味しい副菜になります。
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