せりの保存方法や選び方のコツ!せりの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「せり(芹)」の見分け方と保存方法!
生まれてからこれまで一度も「せり」を食べた事がないという方は案外多いのではないでしょうか。
食材としては正直とてもマイナーな「せり」ですが、実は山菜として日本各地の山に自生しているので食べた事なくとも見た事はあるという方は結構多いのです。
「せり」と言えば思い出されるのが春の七草です。
毎年1月7日は万病を防ぐといった言い伝えから、この「せり」を含んだ七草をお粥に入れて食べる風習が日本にはあります。
ではどうして「せり」を食べると体によいのか、それを知れば来年の1月7日にはあなたも「せり」の入った七草粥を食べてみようという気になるかも知れません。
新鮮な「せり」の選び方(見分け方)やせりの美味しい時期は?
せりの旬は、1月から4月に掛けてと言われている通り、冬に旬を迎える食材です。
せりと言えば春の七草を思い浮かべますが、肌寒くなると恋しくなる鍋料理の中のきりたんぽではこのせりが多く使われる事でも知られています。
より新鮮なせりを選ぶには、葉の緑色が鮮やかで茎があまり太くないものを選ぶとよいでしょう。
古くなったせりの葉は黄色く色付き、茎がやわらかくなっているので選ばないようにして下さい。
せりを新鮮に保つ長期保存方法
せりは香りを楽しむ野菜でもあるので、出来れば買ってから3日以内に食べ切るのがよいでしょう。
やむを得なく3日以上保存をする時には、湿らせたキッチンペーパーで包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫に立てて置くようにしてください。
立てて保存するのには理由があり、これは上に伸びる性質の野菜の共通点なのですが、横倒しにして置くと上に伸びようと余計なエネルギーを使うため、傷むのが早くなってしまうからです。
せりの栄養成分とその働き(効能)は?
せりは女性にとって嬉しい鉄や食物繊維を含む野菜です。
食べ続けると便秘解消や貧血予防になりますし、ビタミンCも豊富なので活性酸素を抑制する働きがあり、肌のたるみやしわの進行を遅らせる効果もあります。
また、せりの独特の香りは鎮静作用に優れ、入浴剤として刻んだものを布袋に入れてお風呂に入ると、保温効果によって体が隅々まで温まるといった効果もあります。
さらにせりは、黄疸や神経痛などを緩和する効果があり生薬としても使われています。
「せり」のまとめ
知れば知るほど、せりは女性の味方となってくれそうな素晴らしい食材だという事がおわかり頂けたでしょうか。
春の七草として食す理由もさることながら、普段の食事の中でも積極的にせりを摂取する事は、加齢に負けない若々しい体作りを目指す上で是非取り入れたい方法だと思います。
また、せりには強い香りがあるので一緒に食べると肉や魚の臭みを消してくれるといったメリットもありますし、七草粥やきりたんぽ鍋以外にも、天ぷらやお浸しにして食べてもとても美味しく頂けます。
せりの旬は冬ですが、春先には山菜狩りをして自生しているせりを獲る事が出来ますし、栽培物は通年販売していますので、1月7日のみ食べるのには惜しい食材と言えるでしょう。
関連記事
関連記事はありませんでした