ふきのとうの保存方法や選び方のコツ!ふきのとうの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「ふきのとう」の選び方や保存方法!
春の訪れを告げる使者として、子供から大人まで誰もが知っているふきのとう。
ふきのとうは、ふきが伸びる前の花やつぼみの部分を指しますが、実は山菜としてとても人気があります。
ふきのとうは雪が残っていても芽吹き始めるので、寒く暗い冬を過ごしている中で一筋の希望の光のような存在感を持っています。
そして、独特の香りとほろ苦さを味わう事で春がもうすぐそこまで来ていると、食からも実感する事が出来るのです。
日本各地の野山に原生していて手軽に食べられる山菜としても人気がありますが、特に水辺に近いところに生えているふきのとうは水分を蓄え、より美味とされています。
新鮮な「ふきのとう」の選び方(見分け方)やふきのとうの美味しい時期は?
天然物のふきのとうの旬は早春と呼ばれる1月から4月頃と言われていますが、日本は縦に長い地形をしているので地方によって旬の時期は少しずつ変わってきます。
また、栽培物の旬は12月から2月の間に迎えますので、特に寒い地方ではこの時期に食べられるふきのとうの多くは天然物ではなく栽培物かも知れません。
ふきのとうは、つぼみが開いて花が咲くと苦味が強くなるので、固く葉を閉ざしているものがもっとも美味しいとされています。
さらに黒くなっておらず綺麗な緑色をしているのを選ぶのがよいでしょう。
ふきのとうを新鮮に保つ長期保存方法
ふきのとうを保存する時は、ビニール袋や保存袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
しかし、ふきのとうは傷みやすい食材でもあるので、長期保存をするならアク抜きをして冷凍保存するのがよいでしょう。
また、アク抜き後に細かく刻んで味噌と和えるふきのとう味噌もお勧めです。
ご飯のおかずになりますし、瓶に詰めておけば冷蔵庫で10日程度持ちますし、冷凍庫で保存する事も出来ます。
ふきのとうの栄養成分とその働き(効能)は?
ふきのとうには、カリウムやマグネシウムといったミネラルがとても多く含まれている事から、老廃物を排出する働きに優れています。
また、ふきのとうの特徴とも言える苦味はポリフェノールの一種であるクロロゲン酸、アルカロイドと呼ばれる成分です。
クロロゲン酸には抗酸化作用があるため、老化防止やガンを予防する働きがあると言われていますし、アルカロイドは胃腸に働きかけ消化を促進し、新陳代謝を活発にさせます。
「ふきのとう」のまとめ
日本人が春の山菜を好んで食べる理由には、食を通して春の息吹を感じたいというものの他にもう一つ大きな理由があります。
それは、日本では昔から「春は苦味を盛れ」と言われており、苦味が含まれる成分を食する事によって冬の時期に体内に溜めこんだ脂肪や余分な成分を出して、体をしゃっきりと蘇らせるといった意味合いもあるのです。
ふきのとうが雪の中から芽吹く生命力を、是非私達も体に取り入れて季節の始まりを若々しく元気に過ごして行きましょう。
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