さやえんどうの保存方法や選び方のコツ!栄養と効能は何?
おいしい「さやえんどう」の見分け方と保存方法!
さやえんどうとは、完熟した豆だけを食するえんどう豆の前の段階の、若いさやとまだ未成熟な実の部分を言います。
さらに、えんどう豆が完熟する前の、ある程度大きくなった実を取り出すとグリーンピースとなります。
すなわち、えんどう豆の成長過程において、
- 豆が小さいうちにさやごと食べるのをさやえんどう
- 豆が完熟する前に取り出して食べるのがグリーンピース
- 完熟した豆をえんどう豆
といい、全て同じ豆からなる野菜なのです。
ちなみに、よく混同される絹さややスナップエンドウは、さやえんどうと同じ過程にある別品種という事になります。
新鮮なさやえんどうの選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「さやえんどう」が美味しい旬の時期:5月~6月
さやえんどうはハウス栽培が盛んなため一年中手に入りますが、やはり旬のものはさやのやわらかさが違って一味もふた味も美味しいと言われています。
《新鮮なさやえんどうの選び方のコツ》
さやえんどうは、中の豆を食べるというよりも若くてやわらかいさやを食べるものなので、豆が育ちすぎて大きくなっているものはさやが固くて食べられなくなってしまいます。
そのため、出来るだけ薄いものが好まれます。
綺麗な薄い緑色をして、ピンと張ったものがよいでしょう。
薄さがあってもぐにゃぐにゃと折れ曲がるようなものは、鮮度が落ちている証拠です。
さやえんどうを新鮮に保つ長期保存方法
さやえんどうは乾燥に弱いので、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
また冷凍保存が出来ますので長期に保存する場合はそちらの方がよいです。
さやえんどうは下茹でをして冷凍しますが、その際しっかりと茹でるのではなく固茹で十分です。
長く茹でると水分が出やすくなり冷凍しても味や食感を損ねてしまいます。
さやえんどうの栄養成分とその働き(効能)は?
さやえんどうはその見た目の通り、緑黄色野菜の一つです。
しかもさやごと食べる事が出来るので、さやに含まれる栄養分も余す事なく摂取出来るのでカロテンやビタミンを多く取り入れる事が出来ます。
中でも、疲労回復を促すビタミンB1、美肌作りには欠かせないビタミンC、腸の調子を整える食物繊維、体の成長を促進する必須アミノ酸であるリジンなど、私達の健康には必要な栄養が豊富に含まれています。
まとめ
さやえんどうは、煮物の彩に使われる印象が強く、これまで一度にたくさんの量を食べたという事があまりなかったかも知れません。
しかし、卵とじやバター炒め、醤油漬けにするなど調理法を工夫するだけで、さやえんどうをメインにして食べられる料理は数多くあります。
そしてそのどれもが「こんなに美味しいなんて、今まで彩としてしか使ってこなくて失敗だったな」と思わせるような格別の味です。
旬の野菜は滋味に溢れています。
是非、さやえんどうの旬の味を知ってこれからのあなたの食生活の中で、さやえんどうが脇役から主役へと変わる事を願っています。
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