さつまいもの保存方法や選び方のコツ!栄養と効能は何?
おいしい「さつまいも」の見分け方と保存方法!
「石焼芋~♪」
夕暮れが迫り、ご飯の準備に追われている時間帯に、ふと、どこからともなくそんな声が聞こえると、ついつい炊事の手を止めてお財布を片手に外へ駆け出す、なんて経験を一度くらいはされた事がないでしょうか。
もしくは、落ち葉を集めて火を焚きそこにさつまいもを入れて焼き芋を食べた思い出はありませんか?
このように、さつまいもには「冬」という季節感を強く感じずにはいられません。
まさに冬の代表的な野菜と言えば、さつまいもなのです。
新鮮なさつまいもの選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「さつまいも」が美味しい旬の時期:11月~1月
実はさつまいもは、ほぼ一年を通じて収穫・販売をされている野菜です。
収穫は夏の8月頃から始まるので、地方によってはその時期にもスーパーなどに並ぶ事があるようです。
しかし、さつまいもは野菜の常識に反して、獲れたてで新鮮であるからといって必ずしも美味しいと言える野菜ではなく、むしろ2~3ヶ月掛けてゆっくり熟成させた方がより旨味や甘みが増すと言われています。
そのため、8月に収穫されたものが店頭に出回るのが11月頃となり、冬に旬を迎える野菜として認知されています。
《新鮮なさつまいもの選び方のコツ》
良質なさつまいもは、丸々としていて持つとずっしりと重い物。
さらに皮に蜜が沁み出しているものは甘みが最高で絶品と言われています。
逆に細く長いものや、ひげがたくさん生えているようなものは、味が弱く繊維質であると言われています。
さつまいもを新鮮に保つ長期保存方法
さつまいもは寒さに弱く、冷蔵庫の野菜室の温度であっても低温障害を起こす事があります。
もっともよい保存方法は、土つきであれば洗わずにそのまま段ボールに入れて、家の中で10~15度程度の場所に置いておくのがよいでしょう。
しかし、ビニール袋や保温効果のある発泡スチロールの箱に入れると、中にさつまいもから出た二酸化炭素が溜まってしまい、腐ってしまいます。
また、寒冷地などの寒い地域では真冬にはかなり室温も下がってしまうので、さつまいもを新聞紙で包んで底冷えしないように気を付けて下さい。
さつまいもの栄養成分とその働き(効能)は?
さつまいもと言えば、女性は便秘解消の食材としてとても重宝しているものです。
その通り、さつまいもには食物繊維がとても多く含まれているため便通をよくする働きに優れているのですが、実は食物繊維の他に“ヤラピン”という成分も便秘解消に大きく関わっています。
ヤラピンは便をやわらかくする効果があり、さらに加熱されてもその成分を失う事がないので、焼き芋にしても煮物にしてもしっかりと力を発揮してくれます。
さつまいもに便通促進作用があるのは、知られた食物繊維の他にヤラピンも含まれている事が大きいと言えます。
まとめ
農林水産省の調べによると、現在さつまいもはわかっているだけで60品種にのぼると言われています。
(平成15年現在)それだけ多くの品種が作られるというのは、それだけ消費者から人気がある野菜であるという事の現れとも言えるでしょう。
さつまいもは産地や種類によって味が異なるので、是非自分の好みに合ったさつまいもを探してみてはいかがでしょうか。
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