こごみの保存方法や選び方のコツ！こごみの栄養と効能は何？

新鮮でおいしい「こごみ」の見分け方と保存方法！

こごみは、野山に春が訪れた事を告げる山菜の一種です。

また、山菜の中でも癖がなく食べやすい事からとても人気があります。

こごみは日本全国に自生し、山菜取りの初心者であってもその特徴的な形状から、比較的見付けやすい山菜と言えるでしょう。

日当たりがよく水はけのよい場所を探せば、こごみは簡単に見つけられるので、このような事も人気の一つと言えます。

とは言え、山菜取りに行く時間はないという方もいらっしゃると思いますが、最近はこごみは栽培物も多く出回っていますので、野山に行かずともその味を堪能する事が出来ます。

新鮮なこごみの選び方（見分け方）や美味しい時期は？

※「こごみ」が美味しい旬の時期：4月～5月

こごみは春の山菜ですので、旬も春となりますが、日本は縦に長い地形をしている事から南から順に春がやってきます。

そのため、沖縄や九州地方では3月あたりからこごみが取れ始め、北の北海道では6月の上旬頃まで収穫が楽しめます。

《新鮮なこごみの選び方のコツ》

こごみを選ぶ時は、茎が太く先端の芽がしっかり巻いているものを選ぶのがよいでしょう。

また、新鮮なこごみの茎には白い粉のようなものがついている事があります。

これは、必ずついているわけではないのですが、ついていればそれは新鮮である証拠です。

こごみを新鮮に保つ長期保存方法

こごみは冷蔵庫での長期保存が難しいので、冷凍保存がお勧めです。

たっぷりの水に塩を入れ沸騰したらこごみを固茹でし、冷水にとった後水気をしっかり拭いて出来れば急速冷凍をします。

こごみは冷凍したものを解凍すると形が崩れやすいので、可能であればバッドに広げて急速冷凍をし、凍った後に小分けにラップをして冷凍用保存袋に詰めかえて冷凍庫で保存するとよいでしょう。

こごみの栄養成分とその働き（効能）は？

こごみには緑黄色野菜に匹敵するほどのβカロテンが含まれているので、摂取すると体内で必要量が抗酸化作用に優れたビタミンＡに変換します。

さらには、若返りのビタミンと呼ばれるビタミンEや肌の潤いを保つためには欠かせないビタミンＣも含まれていますので、老化防止にはもってこいの食材です。

また、こごみには葉酸も多く含まれています。

葉酸は、体内にある細胞の生成に欠かせない成分であり、特に妊娠を希望する女性や妊娠中の女性にとっては重要な役割を持った成分と言えます。

中でも妊娠初期に葉酸が不足すると、胎児の神経器官に異常が起こるリスクが高まると言われているので、葉酸を含んだ食物を摂取するのはよいとされています。

まとめ

春の山菜を食べる習慣というのは、新しい季節の訪れを喜ぶといった側面も大きいと思いますが、実はこごみは栄養面から見てもとても優秀な山菜なのです。

山菜は独特の苦みや香りを持つものが多く苦手な方も多いと思いますが、こごみはアクが少なく子供でも食べられる味ですし、茹でるとさくさくとした面白い食感も魅力です。

良薬は口に苦し、という言葉もありますが、まさにこごみは良薬は口に旨し、と言えるのです。