クアサイの保存方法や選び方のコツ!クアサイの栄養と効能は何?
新鮮でおいしいクアサイの見分け方と保存方法!
最近は、日本で獲れる野菜だけではなく外国産の珍しい野菜もスーパーで見掛けるようになりました。
中でも中国野菜のチンゲン菜や空芯菜などは、中華料理でよく食べられる事から親近感を持っている方も多いと思います。
それでは、“クアサイ〟という野菜の名前は聞いた事があるでしょうか。
クアサイは、別名タアサイやターツァイとも呼ばれるアブラナ科の野菜で、白菜と同じ類に属します。
見た目はチンゲン菜とよく似ており、クセのない味がどのような調理法にも合うという事で日本でも栽培されるようになってきましたが、まだまだ馴染みの薄い野菜とも言えます。
新鮮なクアサイの選び方(見分け方)やクアサイの美味しい時期は?
クアサイの旬は、12月から2月の冬に迎えます。
寒さに対する耐性が強く、-10度程度の低温に耐え、霜が降りる事によって甘さを増す野菜です。
選び方のコツは、葉の緑色が鮮やかで葉先までピンと元気なものを選ぶのがよいでしょう。
葉脈がくっきりと出ているものは質がよいとされ、しわが多ければ多いほど甘みが増すとされています。
また、茎が長めのものや白っぽいのは避け、短くて緑がかったものを選びましょう。
クアサイを新鮮に保つ長期保存方法
クアサイは鮮度が落ちるのが早いため、購入後は出来るだけ早く食べ切る事を目指しましょう。
どうしてもクアサイを保存する場合には、湿った新聞紙で包んで冷蔵庫で保管するのがよいでしょう。
クアサイは地面に立って伸びて行く野菜なので、冷蔵庫の中でもなるべく立てて保存するのが好ましいです。
また、クアサイは冷凍保存には不向きです。
クアサイの栄養成分とその働き(効能)は?
クアサイは、体内で必要量だけビタミンAに代わるβカロテンの含有量が高い野菜です。
ビタミンAには抗酸化作用があると言われているので、老化防止や免疫力の増加などの効果が期待出来ます。
また骨を丈夫にすると言われているビタミンKやカルシウムも豊富に含まれているため、骨粗しょう症などの防止にも役立ちます。
クアサイに含まれるβカロテンは、元々の含有量が多いため茹でてもβカロテンがたくさん残っているとされていますが、油と一緒に摂る事で吸収力が高まる成分でもあるので、炒め物として食べるのがもっとも効果を発揮すると言われています。
クアサイのまとめ
クアサイは、他の中国野菜に比べるとまだそれほどメジャーな存在とは言えませんが、クセがないのでスープに入れても漬物にしても美味しく頂く事が出来ます。
また、花芽はお浸しにすると野の息吹が感じられ、お勧めです。
野菜は、人の体の健康を維持するためには欠かす事の出来ない食材です。
とは言ってもよく知られた野菜の多くは、決まった調理法で食べて終えてしまいがちです。
そこで、目新しい野菜にチャレンジする事で今まで試してこなかった調理法を取り入れるようになったり、これまで知らなかった味と出会う事で、野菜の可能性をもっと大きくふくらませる事が可能となるかも知れません。
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