レンコンの保存方法や選び方のコツ！レンコンの栄養と効能は何？

新鮮でおいしいレンコンの見分け方や保存方法！

レンコンは、蓮の地下茎が肥大したものです。

世界的にレンコンを食べるのは日本や中国など、ごく限られた地域のみのようです。

現在スーパーで多く出回っているのは中国レンコンで、形が丸く病気に強いため主流となっていますが、日本レンコンの方が味が濃く美味しいと言われています。

しかし、日本レンコンは中国レンコンに比べると病気に弱く、また地下茎が深いため掘り出しにくい事から、収穫量が減り、今ではあまり生産されていません。

新鮮なレンコンの選び方（見分け方）やレンコンの美味しい時期は？

レンコンは、元は薄い茶色であるため、選ぶ時もそのような色を選ぶとよいでしょう。

白すぎるものは漂白されている可能性が高く、お勧め出来ません。

形はでっぷりと丸く持つとずっしりと重いものがよいです。

また、切り口から見える穴が黒ずんでいるのは古い証拠なので、避けましょう。

レンコンは、一年を通して出荷されていますが、特に美味しいのは、11月～1月の寒さが厳しい時期です。

この時期のレンコンは粘り、甘み共に最高と言えます。

逆に秋に出荷される秋レンコンは冬の物よりもあっさりとした味わいですので、食べ比べてみるのもよいでしょう。

レンコンを新鮮に保つ長期保存方法

レンコンは水に浸かった状態で成長しているので、空気に触れるのを避けた方がよいでしょう。

丸ごとの場合は、湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫で保管して下さい。

また、レンコンは土つきのまま売られている事がありますが、その場合も同様に土がついた状態でこのように保存をするのがよいでしょう。

カットされたレンコンは、しっかりとラップをして冷蔵庫に入れます。

切り口や穴が空気に触れやすいので、特に念入りにラップをぴったりとして下さい。

さらに、レンコンを水に浸けて保存する方法もあります。

この場合、ビタミンＣが水に溶けだしてしまいますが、水を取り替えながら冷蔵庫の中で二週間近く保存する事が出来ます。

レンコンの栄養成分とその働き（効能）は？

レンコンには多くのビタミンＣと食物繊維が含まれます。

さらに非常に多くのデンプンがあるため、通常加熱調理すると失われるビタミンＣが、レンコンの場合は多く残る事がわかっています。

ダイエットにレンコンを摂取すると、肌のかさつきを抑えながら便秘解消に役立つといったように、女性にとってはとても嬉しい面が多い食べ物です。

またレンコンは、胃腸の粘膜を保護するムチンや消炎作用のあるタンニンが含まれているので、絞り汁を飲むと風邪や下痢と言った症状を和らげる昔からの民間療法もあります。

レンコンのまとめ

レンコンはイタリアンやフレンチといったお洒落な料理には登場しない食材ですが、和食ではとてもスタンダードな食材と言えます。

その理由は日本や中国といったごく限られた一部の国でしか食べられていないから、というものですが、近年の世界的な和食ブームによりレンコンの美味しさや素晴らしさに気付き始めている諸外国はとても多いはずです。

これからますます和食を世界的に知ってもらうためには、まずは日本人である私達がレンコンを始めとした和食に欠かせない食材について、もっとよく知っている必要があるのかも知れません。