三つ葉の保存方法や選び方のコツ!三つ葉の栄養と効能は何?
おいしくて新鮮な三つ葉の見分け方と保存方法!
日本の冬の定番、茶わん蒸しに欠かせない薬味として挙げられるのが、三つ葉です。
三つ葉のない茶わん蒸しなんて食べられない、と言う人もいるくらいで、それだけ三つ葉の香しい匂いは食欲を刺激し、茶わん蒸しの美味しさを一層引き立ててくれるものです。
また、お正月のお雑煮にも三つ葉が使われる事から、三つ葉の需要のピークは冬になります。
三つ葉は通年販売されていますが、この時期の三つ葉がもっとも価格が高騰しています。
しかし、スーパーで売られている三つ葉は12月から旬を迎えますが、天然物は3月以降に旬を迎えるためこれとは異なります。
新鮮な三つ葉の選び方(見分け方)や三つ葉の美味しい時期は?
三つ葉には、山菜として日本の野山に自生している種類があります。
天然物の旬は、3月から5月といった春先に訪れ、葉と共に小さな花をつけるのが特徴です。
天然物は、ハウス物よりも葉が大きく味や香りが濃いですが、アクが強いためそのままで食べるのは難しいでしょう。
また、山菜の知識がない状態で三つ葉だと決めつけて採取するのはとても危険ですので止めましょう。
安心、安全に三つ葉を楽しむなら、やはりスーパーで売られているハウス物も買うのがよいでしょう。
スーパーで三つ葉を買う際には、より新鮮なものを選ぶために、葉先までピンとしていて緑色が鮮やかな物を探して下さい。
茎が変色していたり葉が黒ずんでいたり溶けているものは古い証拠です。
三つ葉を新鮮に保つ長期保存方法
三つ葉を保存する時には、湿らせたキッチンペーパーなどで包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。
ですが、三つ葉は葉がすぐに溶けて腐ってしまいますので、なるべく早く食べ切る必要があります。
ちょっとした彩や薬味に使いたいのであれば、冷凍保存がお勧めです。
葉と茎を切り分けたらさらに茎は3等分程度にして別々に保存しましょう。
そして葉を重ならないようにラップの上部に並べたら下部分を折り返してぴったりと閉じます。
このように保存すると、一枚ずつ使えて便利な上、長期保存にも適します。
三つ葉の栄養成分とその働き(効能)は?
三つ葉は緑黄色野菜なので、βカロテンやカリウムを含んでいます。
しかし特筆すべきなのは、三つ葉特有の香りでしょう。
三つ葉の香りはクリプトテーネンとミツバエンという成分によるものです。
これらには、イライラを抑えたり、ストレスを緩和する効果があると言われています。
また食欲増進の効果もあるため、茶わん蒸しなどに入っていると食が進むという人は、あながち気のせいだというわけではないようです。
三つ葉のまとめ
食事は口で味を噛み締めたり栄養を摂取するだけではなく、目や鼻で楽しむものでもあります。
昔から料理の添え物や薬味として使われている香草類や三つ葉といった食材には、視覚や嗅覚でより食事を豊かにするといった重要な役割を担っているものがとても多いのです。
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