かぶ(蕪)の保存方法や選び方のコツ!カブの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「かぶ(蕪)」の見分け方と保存方法!
かぶは「日本書紀」と言った古い文献にも記されているような歴史のある野菜の一つなのですが、普段の食卓では余り頻繁に食材としてお目に掛かる時は少ないのではないかと思います。
元々はその形が鈴に似ている事から、春の七草の一つである「菘(すずな)」として日本人にはとても馴染みのある食材で、1月7日に食べられる七草粥には疲れた胃を労わるためといった意味合いも含まれています。
またその昔、かぶは種も薬として使われていた記述も残っており、実はとても体にいい食べ物なのです。
新鮮な「かぶ(蕪)」の選び方(見分け方)やカブの美味しい時期は?
かぶは一年を通じて出荷されている野菜ですが、中でも11月から1月にかけて店頭に並ぶものは、他の時期に比べて甘みも乗って特に美味しいと言われています。
またかぶを買う時は、皮が白くて張りがあり、つやつやとしているものを選びましょう。
持ってみてずっしりと重いほど、水分を蓄えてみずみずしいかぶである証拠になります。
さらにかぶは根だけではなく葉も美味しく食べられる野菜です。
ピンと張って緑色が鮮やかな葉がついたかぶを選ぶようにしましょう。
かぶ(蕪)を新鮮に保つ長期保存方法
かぶを買ってきたら、すぐに葉と根を切り離して下さい。
葉がついたままで保存すると根の部分の水分を葉が吸ってしまい、根がスカスカになってしまいます。
保存する場合は、切り離した葉と根をそれぞれ、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。
葉の方は2日程度しか持ちませんので早めに食べるようにしましょう。
また、生のまま用途に合わせてカットし、冷凍庫で保存する方法も可です。
かぶ(蕪)の栄養成分とその働き(効能)は?
かぶの代表的な効能は、消化酵素であるアミラーゼやジアスターゼが豊富に含まれている事により、胃もたれや腸の調子を整える整腸作用がある事です。
七草粥は、お節料理のような豪華なものを食べて疲れた胃や腸を休ませる効果があり、かぶを始めとして消化を助ける酵素を多く含んだ食材が使われています。
さらに、かぶの場合、白い根の部分よりも葉の方に、より必要な栄養分が含まれているのをご存知でしょうか。
葉にはビタミンやカルシウム、カリウムといったミネラル類、そして食物繊維が集まっています。
ビタミン類は肌や髪を美しく保ち、抗酸化作用を強化してくれますし、カリウムや鉄は女性に多いむくみの改善や貧血の予防に役立ちます。
かぶのまとめ
かぶの持つ栄養素をなるべく阻害せずに効率よく吸収するためには、やはり生のまま食べるのがもっともよい方法です。
手軽にしかも簡単にかぶを頂くなら、サラダが一番適していると思います。
かぶはアクが少ない野菜なので、綺麗に洗ったら好みの薄さや形にカットし、ドレッシングなどを掛けてすぐに食べる事が出来ます。
これからサラダメニューの一つとして是非、かぶのサラダも加えてみて下さい。
また、葉の部分はちりめんじゃこや干しエビと炒めてふりかけにしたり、きんぴらにしてもとても美味しく頂けます。
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