ごぼうの保存方法や選び方のコツ!ごぼうの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「ごぼう」の見分け方と保存方法!
きんぴらにしたり、煮物に入れたり、漬物やサラダ、天ぷらなど、数多くの食べ方があり日本人にとってとても馴染み深い食材であるごぼう。
しかし現代において、世界的に見ると食用としてごぼうを重宝するのは日本だけだと知っていましたか?
ごぼうは昔、中国から日本へと入って来たと言われていますが、その中国では主に薬用としてごぼうを使用しています。
またフランスなどの欧州では戦時中に食べられていた事もあったようなのですが、当時の貧しさを思い出すとして長い期間封印をされてきました。
しかし近年、健康志向の人々の中ではジュースにして飲んでいるなど、ごぼうの持っている栄養成分は少しずつですは注目され始めています。
新鮮な「ごぼう」の選び方(見分け方)やごぼうの美味しい時期は?
ごぼうは、よく土がついた状態で売られているものがありますが、これにはきちんとした理由があります。
ごぼうは、土の中で育つ野菜なので、空気に触れたり乾燥すると鮮度が落ちやすくなってしまうからです。
ですので、土つきのごぼうを買うのがもっとも新鮮だと言えますが、土つきではない時は、根がなるべく少なく、太さが均一なものを選ぶのがよいでしょう。
また、ごぼうは太すぎると大味になってしまいますので、適度な太さのごぼうを選ぶのが、美味しいごぼうを選ぶ方法です。
そして、ごぼうの旬は12月から2月までの冬になります。
また夏に出回る夏ごぼうは食味がやわらかく香りが強くなるので、好みによってはそとらの方が好きだという方もいらっしゃるようです。
ごぼうを新鮮に保つ長期保存方法
ごぼうは乾燥すると固くなって美味しくなくなってしまいますので、乾燥に注意をした保存をしなくてはいけません。
土つきの場合は新聞紙に包んで冷暗所に置いておけばよいでしょう。
洗いごぼうであれば、湿った新聞紙で包んで冷蔵庫で保管します。
しかしどちらも一週間程度しか保存がききません。
それ以上長期に保存をしたいのであれば、ささがきにしてからアク抜きをして、冷凍庫で保存するとよいです。
味噌汁やきんぴらなどは冷凍のまま使えるので便利です。
ごぼうの栄養成分とその働き(効能)は?
ごぼうには食物繊維が豊富に含まれているため、便秘解消に効果があるというのは一般的にもよく知られた事だと思います。
しかし実は食物繊維には水溶性と不溶性があり、ごぼうに含まれるのは水溶性の食物繊維です。
水溶性食物繊維は、文字通り水に溶ける性質を持った食物繊維で、腸でゲル状になって余分な栄養素や塩分の排出を促す働きをするため、糖尿病や高血圧の方にとても効果があると言われています。
また、コレステロールの吸収も阻害してくれるため、不規則な食生活やインスタント食品の摂り過ぎからなる生活習慣病の予防にも役立ちます。
ごぼうのまとめ
見た目がマズくても中身は一流、とはよく言ったものです。
ごぼうはアメリカやヨーロッパの方からすると木の根にしか見えないらしく、そのようなものを喜んで食べる日本人を不思議な民族だと思っているようです。
しかしごぼうはその外見からは想像もつかないほど、体によい成分をたくさん蓄えています。
これからも見た目に惑わされず、体が喜ぶ物を選んで行きたいですよね。
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