大根の保存方法や選び方のコツ!大根の栄養と効能は何?
2014/10/05
新鮮でおいしい大根の選び方と保存方法!
大根と言うと一年中スーパーで見かける定番の食材ですが、実は冬が旬の野菜です。
冬の大根は、甘みがピークとなり生のままサラダとして食べても、まるで梨のような糖度やみずみずしさを感じます。
これとは逆に春から夏にかけて出荷されている大根は辛みが強いため生食にはあまり適しません。
大根本来の旨味を味わうなら、やはり旬を迎える冬大根がよいでしょう。
美味しい大根の選び方(見分け方)や大根の美味しい時期は?
大根は、12月から2月といった真冬の時期にもっとも旨味が増すと言われています。
中でもずっしりと重く太いものは、水分が十分に蓄えられたみずみずしくて特に美味しい大根と言えます。
葉付の場合は、葉の先まで真っ直ぐで青々としたものがより新鮮である事の証です。
また、表面が滑らかであり、出来るだけくぼみが浅く少ないものを選びましょう。
大根を新鮮に保つ長期保存方法
大根を一本まるごと買って来た時、一度に調理で使ってしまうという事はごく稀であると言えます。
そのような時は、葉と根を切り離してそれぞれに保存しましょう。
葉をつけたまま保存すると根の栄養が葉に吸収されてしまうので、葉の下2cmほどから切り離して保存するのが好ましいです。
葉の部分は、茹でた後に刻んで冷凍保存をすると1ヶ月から1ヶ月半ほど持ちます。
根の部分は水で湿らせた新聞紙で包んで冷蔵庫で立てて保存する方法がもっとも手軽ですが、暫く使わない時はカットして冷凍保存してしまうのもよいでしょう。
またはあらかじめ下ろした状態で冷凍すると、解凍するだけでちょっとした付け合せに使えて便利です。
大根の栄養成分とその働き(効能)は?
大根の根の部分には分解酵素が多く含まれるため、消化を助けたり胃もたれや二日酔いを改善する効果に優れています。
また、苦手な人も多い大根の辛み成分には殺菌作用の働きをする酵素が含まれているので、風邪を引いた時などに大根を下ろして出た水分を飲むと喉の炎症を抑えてくれる効果があります。
さらに葉の部分には抗酸化作用のあるβカロテンが多く含まれているので、毎日摂取する事で美肌を促す効果があります。
まとめ
実は大根は根の下の部分と葉に近い部分で、含まれる成分の量に違いがあります。
特に大根の味がダイレクトに味わえる大根おろしを作る時には、より辛みを求めるのであれば根の下の部分を、辛みをなるべく感じないようにしたいのであれば葉に近い部分を使いましょう。
また、焼き魚の付け合せによく大根おろしを使いますが、これには焼き魚の焦げの部分に含まれる発がん性の物質を分解する働きがあるから、と言われています。
昔からこの組み合わせで食べられているのには理由があるのです。
勿論、日本古来の大根の食べ方だけではなく、最近ではカレーの具にしたりコンソメスープで煮こんだりと今風の食べ方にも大根はよく合う食材ですので、これから旬を迎える大根を使って寒い冬を元気に乗り切りましょう。
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