明日葉の保存方法や選び方のコツ!明日葉の栄養と効能は何?
新鮮な「明日葉」の見分け方や保存方法!
明日葉は、伊豆大島や八丈島、房総半島などの太平洋岸の山に自生する日本が原産の野菜です。
その名の由来が「今日葉を摘んでも明日にはすぐに葉をつける」といった成長の早さからくる通り、滋養強壮に効果が高いとされる野菜です。
その生命力の強さから比較的長い期間収穫が出来ますが、中でも新芽が出始める早春が旬と言われています。
新鮮な明日葉の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「明日葉」が美味しい旬の時期:2月~5月
明日葉はセリ科の多年草ですので、セリに似た香りや食感があります。
9月頃まで収穫が可能ですが、冬の間に溜めこんだ脂肪や老廃物を排出するには、春に苦いものを食するのがよいと昔から言われています。
特に新芽が出る2月から5月の明日葉は滋味に溢れ、是非食べておきたい旬の野菜です。
《新鮮な明日葉の選び方のコツ》
新鮮な明日葉を選ぶには、葉がしっかりと張っていてツヤがあり、緑色が鮮やかなものを選ぶのがよいでしょう。
また茎が太いと硬いので細いものを選んで下さい。切り口が乾燥しているものも避けた方がよいでしょう。
明日葉を新鮮に保つ長期保存方法
明日葉を保存するには、湿った新聞紙に包んで冷蔵庫に入れるのがよいでしょう。
また、上に向かって伸びる習性があるため横に倒して保存すると茎が曲がったり、エネルギーを使って傷みが早くなると言われています。
出来る限り立てて保存するのが好ましいです。
また明日葉は冷凍保存も可能です。
お湯で固茹でをしたら冷ましたものを冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
この時、煮過ぎてしまうと食べる時に食感を損ねるので、固茹でするのがポイントです。
明日葉の栄養成分とその働き(効能)は?
数ある野菜の中でも明日葉だけが持つとされているのがビタミンB12です。
ビタミンB12は別名「造血ビタミン」と呼ばれ、赤血球を生成するのに必要な成分と言われています。
さらに、赤血球を作り出すのにビタミンB12と共に葉酸も必要となるのですが、明日葉にはこの葉酸も含まれているため、明日葉を食べると血が作られ貧血の改善や予防にとても役立つ事がわかっています。
また、明日葉の茎を切ると黄色っぽい汁が出るのですが、これはカルコンと言うフィトケミカルの一種です。
ガンを抑制する働きの他、中性脂肪の吸収を阻害しダイエットにも最適な食材として注目されています。
まとめ
明日葉は緑黄色野菜に含まれるβカロテンやビタミン、ミネラル、食物繊維といった栄養が全てにおいて豊富に含まれており、緑黄色野菜の王様とも言われています。
さらには、明日葉にしか含まれない貴重な成分もあるので、まさに食べるだけで健康になれる野菜と言っても過言ではないでしょう。
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