たらの芽の保存方法や選び方のコツ!たらの芽の栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「たらの芽」の見分け方と保存方法!
たらの芽とは、タラノキの若芽の事を言います。
日本全国の野山に自生し、桜の開花時期に重なるように芽吹く山菜です。
春はたくさんの山菜が収穫期を迎えますが、中でもこのたらの芽は栄養分の豊富さから「山菜の王様」と呼ばれており、とても人気があります。
また、道路脇の傾斜部分などでもよく見掛けるため山菜採りの初心者であっても、手軽に収穫する事の出来る山菜でもありますが、採るのは木のてっぺんにある頂芽のみにしましょう。
全ての芽を摘んでしまうと、その木は枯れてしまい翌年は芽吹かなくなってしまいます。
さらに、最近はハウス栽培も盛んにありつつあります。山に入るのはちょっと・・という方でも、スーパーなどで手軽に買う事が出来るようになりました。
新鮮な「たらの芽」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「たらの芽」が美味しい旬の時期:4月~6月
たらの芽は春の山菜であるため、旬も当然、春に迎える事になります。
2月から3月に掛けて出荷されるものは栽培物で、天然物はもう少し後になります。
一般的に栽培物の方が天然物に比べ苦味が少なく、また水分が多いと言われています。
《新鮮な「たらの芽」の選び方のコツ》
たらの芽を選ぶ時には、全体的に綺麗な緑色をしている事に注意するのがポイントです。
また、たらの芽は一般的に芽が伸びて3cm~5cm程度のものがよくスーパーなどで売られています。
この大きさは香りも十分で苦味もしっかりある事から、好まれるサイズなのだと思われます。
しかし、たらの芽を初めて食べる方にとってはそれでも苦いと感じられるかも知れません。
そのような時は芽が出る前のつぼみの状態のたらの芽を食べてみてはいかがでしょうか。
つぼみの状態のたらの芽は苦味も少なく、またホクホクとした食感が癖になる味わいです。
逆にたらの芽の苦味や香りを存分に味わいたい方は、芽が出て大きくなったものを食べるのがよいでしょう。
このようにたらの芽は、好みに合わせて大きさを選ぶ事で違った味わいを楽しむ事が出来る山菜です。
たらの芽を新鮮に保つ長期保存方法
たらの芽は、その香りを楽しむ食材でもありますので、買ってきたり採ってきたら出来るだけ早く調理して食べるのがよいと思います。
どうしても数日保管するという場合には、新聞紙に包んだあとにさらに穴を開けたビニール袋に入れ、冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保管します。
それでも3日程度で食べ切った方がよいでしょう。
また、風味は落ちてしまいますがたらの芽は冷凍保存する事も可能です。
沸騰させたお湯の中で1分程度固茹でにした後、氷水に入れてアク抜きをします。
そして水気を切ったら冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保管します。
たらの芽の栄養成分とその働き(効能)は?
たらの芽にはカリウムが多く含まれる事から、余分な水分や老廃物を体外へ排出し高血圧予防に効果があるとされています。
また、リンや鉄分などのミネラル、疲労回復に効果があるビタミンB群、活性酸素から体を守るビタミンE、骨の形成や成長に必要なカルシウムやビタミンKなど、豊富な栄養が含まれています。
「たらの芽」のまとめ
たらの芽が「山菜の王様」と呼ばれる所以をおわかり頂けたでしょうか。
食べる事で旬や季節を感じられるだけではなく、体にとってもよいたらの芽。
その木を枯らす事のないよう、採り過ぎや乱獲を防ぐ事も私達が意識して行っていかなければいけませんね。
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