しそ(大葉)の保存方法や選び方のコツ!栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「しそ(大葉)」の見分け方と保存方法!
夏になると頻繁に食べるそうめんの薬味や、刺身のツマとして大活躍するしそ。
よく「しそと大葉は違うの?」といった質問を聞きますが、しそは葉も茎も赤い赤紫蘇と、葉も茎も青い青紫蘇とに分かれ、中国原産でどちらも日本に古くから自生していたものです。
さらに「青紫蘇と大葉は違うの?」という質問もまたよく聞きますが、これは青紫蘇を出荷する際に「大葉」として店頭に並べたところ評判がよかったから大葉という名前が定着されたとされ、大葉とは青紫蘇の商品名に過ぎなく同じものなのです。
新鮮なしそ(大葉)の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「しそ(大葉)」が美味しい旬の時期:7月~10月
しそは夏に旬を迎える野菜ですが、ハウス栽培で通年スーパーでは販売されています。
また、しそは生命力が強い野菜です。
水やりさえ忘れなければどんどんと成長をしてくれるので、自宅のプランターなどでも手軽で育てる事が出来ます。
夏場はしそを料理に使う回数も増えて来ますので、是非、ご自宅でしそを育ててみてはいかがでしょうか。
ただしその際は、直射日光に長く当てないようにして下さい。しそが大きく育ちすぎてしまい葉が硬くなってしまいます。
《新鮮なしそ(大葉)の選び方のコツ》
新鮮なしそを選ぶポイントは、緑色が濃く萎れていないものを選ぶ事です。
しそは鮮度が落ちると黒ずんできたり葉の裏に黒い斑点が出る事があるのでそれらをチェックするのも大切です。
また、大きすぎるしそは成長のしすぎで硬くなってしまっており、味も香りも下がってしまいますから、適度な大きさと柔らかさがあるしそを選びましょう。
しそ(大葉)を新鮮に保つ長期保存方法
薬味などで使う時は、売られている一束を買ってきても2~3枚しか使わずすぐに腐らせてしまう事の多いしそですが、実は冷蔵で二週間程度長く持たせる方法があります。
それは、湿らせたキッチンペーパーの上にしそを置き、そのまま四方からふわっと包みこむようにして覆います。それをそのままラップか、もしくは密閉容器に入れて冷蔵庫で保管するだけ。
ポイントはしそに水分を与え続ける事です。水分があるとしそは長持ちします。
しそ(大葉)の栄養成分とその働き(効能)は?
しそに含まれる成分の中で、何と言っても知っておきたいのがβカロテンの量の多さでしょう。
これが全ての野菜の中でまさにトップクラスとなっています。
βカロテンは抗酸化作用に優れた栄養としてアンチエイジングに効果があると言われています。
さらにはガンなどの病気を引き起こす原因となる活性酸素の働きを抑制する重要な役割も担っています。
また、しそにはたくさんのフィトケミカルが含まれている事もわかっています。
フィトケミカルとは植物が本来持っている化学物質の事を指し、最近ではナスに含まれるポリフェノールやトマトのリコピンなどが有名ですが、しそにはロズマリン酸のフィトケミカルが含まれています。
これは近年の研究でアレルギーの抑制に効果があると言われています。
まとめ
実はしそにはまだ書き切れないほどの栄養効果があり、例えば刺身のツマとして使われる理由にはしその特徴的な香りの成分である「ぺリアルデヒド」に殺菌作用があるからなのです。
しそをメインとした料理を毎日食べる事はなかなか難しいかも知れませんが、それでも積極的に摂っていく必要がある野菜と言えるでしょう。
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