里芋の保存方法や選び方のコツ!里芋の栄養と効能は何?
2014/10/05
新鮮でおいいい里芋の選び方と保存方法
気温が下がり肌寒くなると、急に恋しくなるのが母の味。
中でも煮物や鍋など、温まるものが欲しくなります。
筑前煮や芋煮鍋など郷土に根付いた料理の他にも、豚肉や厚揚げ、いかといった海産物など、どの食材と煮ても美味しく食べられるのが里芋です。
里芋の独特のねばりのある食感と甘みは、一口、口に入れた時から懐かしさや幸福感をもたらせてくれるものです。
そんな里芋ですが、皮を剥いたりアクをとったりの処理が面倒な事から、以外と主婦からは敬遠される食材でもあります。
しかし、寒い冬の時期だからこそ、ちょっとひと手間を掛けて、肩を窄めて帰宅する家族のために心温まる料理を振る舞ってみてはいかがでしょうか。
新鮮な里芋の選び方(見分け方)や里芋の美味しい時期は?
里芋は土がついたまま売られている事が多いため、鮮度を見極めるのが少し難しい面があります。
袋に入っていて直接触れない時には、里芋の形や大きさをよく観察しましょう。
ころころと丸く重みのあるものがよい里芋です。
また、実がひび割れているものが入っている時は乾燥が進んでいる証拠です。
里芋を新鮮に保つには水分が必要なので、里芋についている土が湿り気がありそうなのを選ぶのもポイントです。
里芋を新鮮に保つ長期保存方法
里芋は冷蔵保存には適しません。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こして傷みが早くなってしまいます。
里芋は土がついたまま新聞紙に包んで冷暗所に置いて保管するのがもっともよいでしょう。
また、長期保存をしたい場合は、皮を剥いた里芋を茹でてアク抜きをしたものをバッドなどで広げて急速冷凍するとよいでしょう。
鍋に里芋を入れ、ひたひたになる程度の水を入れたら火を掛けて沸いて来たアクをすくって捨てます。
アクが出なくなったら火を止め、冷水にさらしてから冷凍しましょう。
里芋の栄養成分とその働き(効能)は?
里芋は他の芋類と同等にでんぷんを多く含む食材ですが、他の芋類よりもより多く含まれているのがカリウムです。
カリウムは塩分を排出する働きがあるため、むくみや高血圧に悩む方にとっては適切な食材と言えます。
また、里芋の特徴とも言えるぬめりには、ムチンと呼ばれる成分が含まれており、主に肝臓や腎臓の機能を活性させる効果があると言われています。
さらにムチンにはたんぱく質の消化を助ける働きもあるため胃腸の動きを活発にしてくれる他、唾液の分泌を促してくれるのでより消化がよくなり、便秘の改善にも効果があるとされています。
まとめ
里芋は保管方法や処理の仕方さえわかれば、何にでも使える便利な食材です。
煮物などに代表される和食は勿論ですが、チーズやホワイトソースと合わせたグラタンや、コロッケの具材として使ってもとても美味しく頂けます。
また、さつまいもやじゃがいもと同じ芋類ですが、里芋が水分を含む量が多いためカロリーが低くダイエットにも適した食材です。
便秘解消にも効果がある里芋なので、ダイエット食品としてもとても優れているのです。
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