モロヘイヤの栄養と効能は何?保存方法や選び方のコツ!
モロヘイヤの栄養や効能!見分け方と保存方法!
モロヘイヤは、エジプト語で「王様の野菜」という意味があり、その昔、重病を患った王様がモロヘイヤの入ったスープを飲んで病気を治した事から、王族以外は食べるのを禁じられるほど大切にされていた野菜だったという言い伝えがあります。
その名の通り、モロヘイヤはとても多くの栄養を含み、緑黄色野菜の代表とも言えるほうれん草よりもカロテンの含有量が高く、また、骨を丈夫にする食べ物として有名なめざしよりもカルシウムが多い野菜です。
とは言え、日本においてモロヘイヤを食べるようになったのはここ2~30年の事で、それほど長い歴史がある野菜ではない事は確かです。
そのため、モロヘイヤが体によい野菜だという事は知っていても、それがどのような理由から言われているのかを知らない人が多いというのが現状のようです。
新鮮な「モロヘイヤ」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「モロヘイヤ」が美味しい旬の時期:7月~9月
モロヘイヤは熱帯が原産の野菜であるため、高温多湿を好み、また乾燥にも強い事から真夏の暑い時期が旬となります。
生命力が強い野菜であるため、家庭菜園で栽培してもきちんとお世話をしなくても丈夫に育つと言われています。
《新鮮な「モロヘイヤ」の選び方のコツ》
葉先までピンと張っていて、緑色が濃い物を選ぶのがよいでしょう。
また、茎が太過ぎたり硬すぎると茹でても食べると食感が悪いので、適度な太さで程よく弾力がある物を選んで下さい。
モロヘイヤを新鮮に保つ長期保存方法
モロヘイヤを保存する時は、キッチンペーパーを湿らせて包み、さらにビニール袋に入れて冷蔵庫で保管します。
鮮度が落ちると茎や葉が硬くなって食味が悪くなるので、出来るだけ早く食べ切った方がよいです。
また、モロヘイヤは冷凍保存が可能です。
下茹でしたものを適量ラップに包んで、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保管して下さい。
モロヘイヤの栄養成分とその働き(効能)は?
モロヘイヤは「王様の野菜」と言われるだけあって、含まれる栄養が野菜の中でもトップクラスです。
中でも抗酸化作用のあるカロテンが多く含まれるため、活性酸素を抑制して細胞の老化を遅らせたり、血管を丈夫にして動脈硬化を予防します。
さらにモロヘイヤはカルシウムの含有量も非常に多く、骨を強くする働きがあるのは勿論ですがストレスが溜まってイライラしがちな方もカルシウムが不足していると言われているので、是非積極的に摂取しておきたい食材です。
そして、ビタミンC、鉄分、食物繊維といった女性には欠かせない成分もモロヘイヤにはとても多く含まれています。
ビタミンCは免疫力が高まるため風邪予防にも効果的ですが、肌の調子を整えるのに欠かせない成分ですし、貧血になりやすい女性にとって鉄分は大変重要な成分です。
また、モロヘイヤを刻むと粘り気が出て来るのですが、これはムチンと呼ばれる成分です。
ムチンは胃腸の粘膜を守り、コレステロールの上昇を抑えるといった効果があります。
「モロヘイヤ」のまとめ
家庭菜園でも気軽に育てる事の出来るモロヘイヤですが、一つだけ注意があります。
モロヘイヤの実や種には毒があるため、誤って口に入れないように注意して下さい。
一般に流通している栽培物のモロヘイヤは、厚生労働省がその安全を確認しているようなので、安心してもよいでしょう。
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