ふきの保存方法や選び方のコツ!ふきの栄養と効能は何?
新鮮でおいしい「ふき」の見分け方と保存方法!
ふきは日本が原産の野菜です。
古くは平安時代から栽培されており、今も日本全国の主に川岸や山の斜面など水と日陰があるところを好んで自生しているので、時期になると山菜として収穫を楽しんでいる方も多くいるようです。
栽培物として流通しているのは愛知早生という品種が多いですが、成長すると3mほどになる北海道足寄市名産のラワンブキは、特産品として町おこしに利用されています。
また、春を告げる使者として有名なふきのとうは、ふきの花の蕾にあたります。
新鮮な「ふき」の選び方(見分け方)や美味しい時期は?
※「ふき」が美味しい旬の時期:3月~5月
ふきは春の山菜として人気があります。
ふきは秋頃まで見る事が出来ますが、時期を過ぎると硬くなってしまい苦味が増しておいしくありません。
《新鮮な「ふき」の選び方のコツ》
ふきを選ぶ際には、葉がみずみずしく緑色が鮮やかで、茎が太すぎたり細すぎたりしないものを選ぶのがよいでしょう。
茎の太さを見極める基準として、親指の太さを目安とするとよいとされています。
細すぎるものは繊維が多く感じ、太すぎると繊維が硬くなってしまうため共に食感を損ねると言われています。
ふきを新鮮に保つ長期保存方法
ふきは非常に鮮度の落ちやすい野菜です。
収穫したその時から苦味が増してくると言われているので、なるべく早く下処理をして食べた方がよいでしょう。
やむを得ず下処理が出来ずに保管する場合は、葉と茎を切り離しそれぞれをラップでぴったりと包んで、冷蔵庫に保管して下さい。
それでも翌日には下処理をした方がよいでしょう。
下処理は、板ずりをした後茹でてアク抜きをし、筋を取るまでを言います。
下処理の済んだふきであれば、水を入れたタッパーに入れて冷蔵庫で保管すると一週間程度持ちます。
その際、水は毎日取り換えて下さい。
ふきの栄養成分とその働き(効能)は?
ふきは、食物繊維が豊富で低カロリーな事から、主にダイエットに効果があるとされています。
またカリウムも含みますので、利尿作用によってむくみの症状を緩和する働きもあります。
しかしふきはこれまで、それほど栄養の多い野菜として認識されていませんでした。
ですが近年は、ふきの苦味の成分にはフィトケミカルが含まれる事がわかり、ふきの持つ成分について注目が集まっています。
フィトケミカルとは植物に含まれる化学物質の事であり、ポリフェノールが有名です。
ふきにはこのポリフェノールの一種であるクロロゲン酸やクエルセチン、ケンフェロールが含まれており、強い抗酸化作用があるとされガン予防やアレルギーの発生を防ぐ効果があるというのがわかってきました。
「ふき」のまとめ
ふきは、一見素朴で地味な食材と言えますが、実はそこには隠された実力は素晴らしいものがあります。
最近ではふきから抽出されたエキスで抗アレルギー製品の開発が始まっているようです。
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